「ボクマガ」「ワーボク」「FLASH」

2005/9/17 1:50
終日仕事。ひねもす仕事。縄跳びは、きっちり。

今月号の「ボクシングマガジン」「ワールドボクシング」と、「FLASH」の特集について。

まずは「FLASH」から。
写真週刊誌なんて買ったの、いつぶりだろうな……
今週発売の「FLASH」の特集。
「最強ボクサー泣く子も黙る『ごんたくれ』時代!」
まあ一応9人のボクサーが載ってるんだけど、あのー、まだ現役でやってるの、
3人だけじゃん(トラッシュ中沼は含めないということで)。
現役選手は川崎タツキ木村章司榎洋之の3名。
木村選手と榎選手はこの経歴で果たして「ごんたくれ」なのか??
企画にムリがある。ごついの載せたいんなら、もっと真剣に探しゃいるでしょ。
そうはいっても、タツキさんの背中の魯智深は、全身写真でバッチリ写ってました。
これを消してリングに上がってるタツキさん、改めて、すごいです……。
FLASH」にも出てましたが、26(月)26:20〜フジテレビでタツキさんのドキュメントが放映されるらしいです(70分とか?)。
興味がある方は、ぜひ観てみましょう。
タツキさんの半生の凄さがわかる?ハズ。

最後に「FLASH」、元祖入れ墨ボクサーは「大島宏成」じゃなくて「大嶋宏成」だろっ!
リスペクトが足りんな。

続いて「ボクマガ」からおもしろかった記事を。
・エレガントな野性×無名の最強「拳」
9〜10月は世界戦も多くて確かにボクシングはおもしろそうなんだけど、
そんな中、この試合は観てみたいなあと思うのが、
9/23(金)・パシフィコ横浜で行われる日本ウェルター級のタイトルマッチ、
湯場忠志都城レオ)×大曲輝斉(ヨネクラ)戦。
残念ながら仕事で行けないけど、この試合は9/25(日)のダブル世界タイトルと並ぶくらい、おもしろそう!
記事詳細は「ボクマガ」参照だけど、大曲のパンチが当たれば大番狂わせも、の期待感。
もちろん実力的には湯場の方が断然上なんだろうけど、勝負の神様は何するかわからないからねえ……。
湯場忠志は日本ウェルター級チャンピオンで31戦27勝(19KO)2敗2分、
大曲輝斉は日本ウェルター級2位で22戦15勝(14KO)4敗3分。
ちなみに、この試合のセミファイナルも観たい!
激闘王・音田隆夫(トクホン真闘)×丸元大成(グリーンツダ)。
勝っても負けても激闘男の音田はいつもどおり序盤からめちゃ振り回してくれるだろうなあ……
実は前回5月の試合、後楽園ホールの至近距離で観てたんだけど、すげー迫力だった。
対する丸元も以前はKO狙いのボクサーだったということで、
お互い序盤から倒しにかかったらおもしろい!
音田隆夫は日本ウェルター級8位で18戦15勝(12KO)3敗、
丸元大成は日本ウェルター級9位で23戦17勝(7KO)5敗1分。

・男たち〜生き直した男
8/4の後楽園ホールで日本チャンピオン・木村登勇に敗れ、引退を表明した大嶋宏成のドキュメント記事。
大嶋は元暴力団構成員。尻の皮膚を移植して胸の入れ墨を消し、リングに上がった男。
3度目のタイトル挑戦も実らず、リングを去っていった。
8/4の試合、後楽園ホールで観てたんだけど、大嶋の応援すごかったなあ。
「俺は誰にも頼らず生きていくんだ」と孤独の中で生きる決意を決めていた男の周りには、今やこんなに多くの親身なファンが集まって、応援してくれていた。
記事によれば、大嶋が後楽園ホールを出る際、何十人ものファンが最後の勇姿を大嶋コールで見送ったのだそうだ。
そして、大嶋はホテルに帰ってから、一人部屋で泣いたのだと言う。
そんな人の温かさが味わえただけでも、
大嶋は今までボクシングやっててよかったんじゃないかな、と。

その他、結構笑えたのが「熱戦譜」の8/29。
この日は「イケメンボクサー」が毎試合出るという「ダビデ」なる興行が行なわれたんだけど、各試合の記事を読んで笑ってしまった。
「?イケメン?清水が仕掛けて……」「?イケメン?サウスポー村上は……」「?イケメン?西のアゴに命中し……」
もうええっちゅうくらい「イケメン」(笑)
ちなみにイケメン軍団は2勝3敗で負け越したそうな。

最後に「ワーボク」から1つ。
・リレー連載「ボクサーが書く 柿沢慎一」〜強くて、優しい紳士であれ。
柿沢氏は栃木県足利市で小中学生対象の無料ボクシングを開催されている方で、
元東洋ライト級チャンピオン。
「ボクシング」というと「暴力」「犯罪」の色眼鏡で見られがちなのだけど、
スポーツとしてきちんと社会貢献できるのだ、というご意見。
とくに印象に残ったのが次の言葉。
「人間最後には知力より体力だ、ということが間違いではなかったとつくづく感じた」
俺もどちらかと言えば知力が先に立って生きてきてしまった人間かもしれない。
周りにもそういう同僚・友人が多い。
しかし、知力の絶対視がどれだけ危険なことか。耳の痛い話だ。
御身は昨年の12月にガン宣告をされたのだとか。
どうか回復されて、ボクシングを通じた青少年の育成を今後も続けてくださいますように。
この記事に関連して、最後の編集長独白も読まれたい。
新聞に大きく出された「元プロボクサーに無期判決」の見出し。
なぜ「元プロボクサー」なのか?
一昔4回戦で1戦しただけで、見出しは「元プロボクサー」。
プロたる自覚を持てというのはわかるが、ここには非常に濃い「色眼鏡」が働いているように、俺も思う。

睡眠不足なんで、そろそろ寝ます。明日も仕事だ。がんばろ。