今月の「ボクマガ」「ワーボク」

帰りにファミマで一枚のチケットを買ってしまった。
11/10(木)、後楽園ホールの「ミッドナイトボクシング」。
メインは日本ライト級のタイトルマッチ。
6月に田中光吉(シャイアン)との再戦を制し戴冠した久保田和樹(相模原ヨネクラ)の初防衛戦がメイン。
対するは、18勝13KO2敗1分の戦績を誇る伊藤俊介(金子)。
金子ジムって、下北沢の高台にあるんだよなあ。
中学から大学のときまで、いつも車窓で見てたっけ。
技巧の久保田か、パワーの伊藤か。
この興行、実はセミファイナルが非常に魅力的で、買ってしまったのだ。
日本Sバンタム級10位の宮将来(ヨネクラ)は、14戦14勝(10KO)でいまだに無敗。
一度ダイナミックグローブの録画で観たことがあるんだけど、なかなかパンチが強そうだ。
甘いマスクゆえ、女性ファンも多いのでは?と思ってしまう。
(メインの伊藤も「イケメン」と称されているから、この日はさながら「ダビデ2」だな)
その宮に対するのは、先日バレロとの賞金マッチに挑み、残念ながら1RでKOされてしまった阪東ヒーローの兄、阪東タカ(フォーラムスポーツ)だ。
阪東タカ、8月号の「ボクシングマガジン〜男たち」で特集されていたのだが、
この記事を読んであまりに面白かったので、一度ナマで試合を観たくなってしまった。
何せ以前はろくすっぽ練習をしないでリングに立っていたらしい。
何でも練習をしないでリングに立つスリルがたまらなかったんだとか……。
そのせいもあって、戦績は23戦で11勝10敗2分。
しかし、11勝のうち、9勝がKOによるものという、ハードパンチャー。
上記記事によれば、昨年4年ぶりにカムバックし、マジメに練習をするようになってからは3勝1敗。
しかも、6月には2003年の新人王、円谷篤志(アベ)を4回TKOに葬っている。
トランクスに「死人」と刻む「ボクシング界で一度死んだ男」は、無敗のホープ宮を相手にどんな試合を見せてくれるのか。
これで11月は11/6(日)の柏樹宗(三津山)の東洋太平洋タイトルマッチと合わせ、2試合を観戦する予定。どっちもリングサイドだ、エヘヘ。
10月末に仕事の大きなヤマをひとつ越えるから、このころには少しはゆったりできるはず。
あ、試験、11/14だっけ……。

今月の「ボクマガ」「ワーボク」。
土曜日、会社帰りに買おうと思ったら、時間はすでに22時前。
会社の周りに本屋がないので、23時までやっているあざみ野の本屋に行ったのだが、扱ってない、と……。
その後新横浜で途中下車して駅前の文教堂……22時で閉店してました。
それでもあきらめきれず、地元にある某本屋へ。
この店、店内の8割をエロ雑誌が占めてるんで、期待薄なんだけど……。
いやはや、わからないものです。何と、「ボクマガ」「ワーボク」ともに売っておりました。エライっ!(エロ雑誌は買ってませんよ)

いずれも巻頭は先日WBCバンタム級王座を防衛した長谷川穂積
まあ、そりゃそうだわな。
「ワーボク」のほうはまだ全部に目を通したわけではないんだけど、気になった記事をピックアップ。

・先日の賞金マッチでバレロに1Rで倒されてしまった阪東ヒーロー(フォーラムスポーツ)、「ボクマガ」ではほめられてました。俺もほめるに値すると思う。彼が挑戦者に名乗りをあげて初めて、横浜アリーナの興行が盛り上がったのだから。「FROM EDITOR」の阪東評には笑ってしまった。飲み屋の客が「ハンサムだし、ホストもできる」って言ってたらしいのだが、そりゃ確かにそう思うよな……。
・何よりいちばん早く読みたかったのは、先日40秒で王者湯場忠志都城レオ)をKOしてしまった大曲輝斉(ヨネクラ)の記事。どんなふうに書かれているのか?
……やっぱ両誌ともにカラー扱いじゃなかったのね(涙)へえ、大曲ってふだんはディスカウントショップの店員さんなんだ。西小山商店街の大黒屋で働いているらしい。店員の服を着て力瘤を作る大曲の写真、何だか妙に愛らしいな。「担当は力仕事」――そりゃそーだわな。「ボクマガ」の加茂佳子さんって重い記事だけではなくて、こういうほのぼのとした記事も書けるところが、ライターとしてすごい。前述した「男たち」のコーナーで阪東タカについて書いていたのも加茂さんだったし。「ワーボク」の大曲の写真は、こぼれんばかりの満面の笑み。
クレイジー・キム(ヨネクラ)、10/20タイでのABCOタイトルマッチに向けて、自身の抱負を語る(「ボクマガ」)。「狂っタイガー!」と叫んでいたところにカメラマンと取材者が入っていったら、「まま、どうぞ」と椅子を広げたらしい(笑)こういう記事の持っていきかた、書いたのは加茂さんだな……当たり。果たしてキムは勝って世界への道を一歩進めることができるのか?
・9/20発表の日本ランキング。フライ級に大きな変化が。1位だった中広大悟(広島三栄)の名前が消えている。と思ったら、どういうわけかWBAバンタム級の14位??「ワーボク」によれば、前戦がバンタムのウエイトだったからで、陣営はあくまでフライ級の日本タイトルを照準にしているとのこと。高橋巧(ロッキー)に勝った吉田健司(笹崎)がフライ級5位にランクイン。高橋は8位にランクを落としてしまった。そして先日のリング渦で開頭手術を受けた藤掛真幸(エイティーン古河)の名前が消えている(OPBFのほうは10位で残ってるけど)。

今日(もう昨日だが)の後楽園は日本バンタム級王者・サーシャ・バクティン(協栄)が3-0の判定で防衛。これでV8。本人は「もう日本タイトル防衛戦はやりたくない」と言っているし、いよいよ世界か?
明日は「中年の星西澤ヨシノリ(ヨネクラ)が東洋太平洋王者決定戦に臨む。
何だか観たい試合がたくさんあって、困りますな……。