今月の『ボクマガ』『ワーボク』

頭が濁っている。風邪と疲れとプレッシャーのせいなのか、体が重い。
とまあ最近こんな話ばかりで、そろそろ泣きごと言うのはやめなさいって、自戒してみる。
時計は11:30。がんばって起きる。
というのも、近所のスロ屋が先週リニューアルオープン。
今日は12:00開店で、設定6が50台だかなんだか。
11:45に整理券配布だそうな。会社で今日も仕事してるメンバーには申し訳ないんだが、10日ぶりの完全オフ。ま、行ってみますかね。


21:30、終了。開店からひたすら打ち続けた。考えてみれば、起きてからからメシも食っていない。
何ゆえ俺はこうまでして打ち続けるのか。
生きている実感がほしいため? クタクタになるまで自分を苛めたいため? 隔絶された空間がほしいため? 現実に存在している自分から逃れるため? 賭けている自分にささやかなナルシズムを感じたいため?
終了後、「一の蔵」で熱燗を飲みながら、そんなことに思いを馳せる。
どうにも今日の俺の頭は、濁っている。


今日の結果:巨人の星?
総回転数6230G BIG20回(1/311.5) REG13回(1/479) 合成33回(1/189)
投資33K 回収43K 収支+10K
開店から打ち込んだ台に設定6の札は立たず。巨人は10台中2台が設定6。
20:00まで3000枚オーバーだったが……その後見事に本日の最大ハマリ1006を記録。
特訓の入りはよかったので、中間設定以上か。それとも低設定のヒキ強か?


さて、書こう書こうと思いつつ、延ばし延ばしになっていたこの話題。
今日は書きます。今月の『ボクマガ』『ワーボク』。


・両誌ともさすがに小口選手のヅラは表紙になりませんでしたか(笑)。白黒でちっちゃく掲載。小口選手、草加有沢ジムページによれば、何と1/24号の『SPA』にも掲載だそうな。うーん、人気者。
・『ボクマガ』。先日も書いたけど、今月号のクレイジー・キム(ヨネクラ)&川崎タツキ草加有沢)の記事はいいです。ヨネクラジム川崎タツキが出稽古に行ったときのエピソード。汚れた過去と訣別し、人一倍腰が低く周りから慕われるタツキさんの表情からは、悟りのようなものすら感じられる。『火の鳥』の「我王」のような。そして少年時代に人間不信に陥るような生き方を余儀なくされてきたからこそ、「ヒール」を演じながらも「相手の人間性」というものをきちんと見据えるキム。互いに尊敬しあう二人なのだろう。しかし、ボクサーゆえ、リング上で勝つのはどちらか。24日、ハートとハートのぶつかり合い。果たしてどんな試合になるんだろうか……試合後の二人の表情は、どんなものなのだろうか。正直言って、ちょっと怖い。
・すでに過去になってしまったが、昨日(21日)の後楽園ホールで、榎洋之角海老宝石)がデンタクシン・スーンギラーノーイライを破り、東洋太平洋王座を獲得。いよいよ世界へ?ワールドボクシングのサイトによれば、2R1分22秒でのKO勝ち。榎の調子は決してよくなかったというが、それで2Rで3度倒しているというのだから、やはり強い。
・今月最も印象に残ったのは『ボクマガ』のOTHER SIDE OF THE MOON。トラッシュ中沼(国際)の次のセリフ。
「自分の場合、本当に誰かがいないと、誰かのためじゃないと、気持ち、作れない。戦えない」
……これって、すっごくわかる。めちゃめちゃ共感してしまった。「自分のため」なんて、そんなカッコいいこと、簡単にはできないよね。そして「自分のため」と平気で言えるヤツに限って、往々にしてそれは客観的に見たら単なる「独善」「我執」でしかなかったりする。「自分のために仕事できるか?」って言われたら、表面ではカッコつけて「できます」って言っても、本心では「ホントに好きで仕事なんてできるわけねーだろ!」って弱さを持っている。せめて周りの人たちには喜んでもらいたくて、お客さんには喜んでもらいたくって、そしてささやかでもいいから自分も認めてほしくって……それが人間ってものの「良心」なんじゃないかなって、勝手に思いました。有名な話だけど、「トラッシュ中沼」の「トラッシュ」って、確か今までの自分はクズみたいな生き方をしてきたからと、そしてクズには失うものなんかないからっていう意味で付けられたリングネームなんだよね。去年の5月、同じジムのキンジ天野が戦った試合で、リングサイドのトラッシュ選手が大声でキンジ選手を応援している姿を見て、ああ、トラッシュ選手って純粋ないい人なんだなあって思いました。本人もパーラーに敗れて、周りからも引退が囁かれて、辛い時期だったと思うのに……。いちばん大きな声出してた。再起。悔いのないように、がんばれ!
・『ボクマガ』のBOX SEAT(読者投稿欄)に例の「カツラ事件」を目撃していた読者の方の文章が載っていた。この人、とても文章がうまい。何度読み返しても笑ってしまいます。最初はひそひそ話→客席がざわめく→異様な盛り上がりで外の人も座席に戻る→カツラを外して大爆笑って……いやー、この日後楽園ホールにいた人は、初日の出を拝むよりラッキーだったよなあ。
・『ワーボク』でいちばんおもしろかったのは飯田覚士と有澤幸司(コウジ有澤・草加有沢)の対談。12月に引退したコウジさん、いやーこれ、かなりホンネトークでおもしろい! 激戦を演じた畑山との微妙な??仲とか、試合前のお酒・エッチとか、リングネームについてのエピソードとか……そして最後に、引退試合について、「小口がオレのいいところ全部持っていきやがって」ってコメントしてるところが、笑えました。


ボクシング雑誌って、読んでると何だか生きている心地がして、楽しい。


さて今週もスタート。明日は午後から出張。火曜日は何があろうと後楽園ホールへ行かねばならぬ。いやー、ドキドキする。やばい。そして週末には、丸1年間かけた仕事に、いったん終止符。無事に終止符を打てるのか? 計算では何とか終わる予定なんだけど……ま、無責任な作りっぱなしは誰にでもできるわけで、往々にして作ったあとのほうが、精神的にはキツイんだよね。でも気持ちの上でも一区切り、つけたいです。