10/31(土)OJ presents:sound rotation vol.3

毎度毎度、ご無沙汰の日記です。少数の皆様。え、生きてるかって? まあ、何とか生きてますよ。
最近は、何というか、意味もなくいろいろなものに突っ走ってるような毎日です。
目的も目標もない。意味があるのかないのか、わからない。ただただ、砂漠の中を、ひたすら、前を見て。そんな時の積み重ね。積み重ねていくことへの渇望。
「考える ことに砕け 疲れ果てた頭脳立ち上げ」だけど「常に雨ニモマケズ」。THA BLUE HERBのこの詞が妙に身に沁みます。


近況。そうですね。先週末は高崎、先々週は郡山、そのまた前は2週連続で大阪。
ひたすら走り続けるなか、通り過ぎてきた人たちはみな、温かい。
2週連続で、延べ3回お世話になった法善寺の魚居酒屋のやんちゃそうな店員さんたち。
郡山で取引先のスタッフと入った居酒屋の店員さんの素朴な笑顔と、手作りのメッセージ。
高崎では旧友との再会。結婚以来まったく音沙汰のなくなっていたA。電話口で「もうひとり、連れて行っていいかな?」。いいに決まってるじゃんよ。笑顔の素敵な奥さんのおなかの中には、2ヶ月後に生まれる君の息子が宿っている。きっとオマエと同じ、真っ直ぐすぎるくらい真っ直ぐな、だけどみんなに愛される人間に育っていくんだろう。


親孝行もした。一度もナマでボクシングを観たことがない親父を連れて、代々木第二体育館へ。世界戦2試合は何ともあっけない試合だったけれど、親父はとても喜んでくれた。観戦後は二人で築地の寿司屋で徳利を転がした。せめてもの、親不孝な息子からの償い。


そんな人たちに何とか支えられて、俺っていう存在は、まだ何とかやっている。自分の手足と頭と心で、立っている。


バンドの動きが慌ただしい。年内に3回のライブ。10月末は六本木。12月は表参道、そしてまた六本木。
「世の中、捨てる神もあれば、拾う神もいるんですねえ」――昔、ドラマ「とんぼ」で長渕剛がこんなセリフを口にしていたような憶えがある。何が買われるか、わからないのが世の中。それが人によってはゴミのこともあり、妙に人に評価されてしまったりもするから不思議なもんだ。
年内3回のライブは、ドラムではない。すべてボーカルで出演する。
ボーカルといったら、真面目に練習に励んでいる人には何とも失礼な話かもしれない。俺など単に叫んでいるだけに映るのだろう。
とはいえ、会社のバンドに加え、もうひとつ、別のバンドでもボーカルを務めることになった。
正統派ハードロックバンドとでも形容するか。まさかこの歳で、自分が高校〜大学の頃に傾倒していたハードロックの、ボーカルを務めることになるとは微塵も思っていなかった。


バンド名は「の」。いかにもアホである。先日初の音合わせを行ったあと、メンバーと「北の家族」という居酒屋に行ったのだが、そのテーブルに「の」と書かれた皿が3枚もあったから、これでいいや、と。
しかし、考えてみると「の」という日本語は奥深い。たとえば「フランク・ザッパ」と「東京事変」の間に我ら「の」が出演するとしよう。するとどうだ。「フランクザッパの東京事変」という何ともおかしなひとつの世界が出来上がる。
「の」という助詞は、前後のものの手をつなぎ合わせ、新たな世界を創造することができる、実に優れた言葉なのだ。
(ということは、我々はオープニングアクトやヘッドライナーには不向きということになるが:笑)


そんな「の」、まずは10月31日(土)に六本木で軽く1発かますことになった。
と言っても、今回は3曲だけの出演。12月の表参道に向け、まずはご挨拶。
自分のVo.は2曲だけ。高い声ガンガンの曲と、最近CMで話題になったあの曲の原曲を。
お時間ある方は、ぜひビールでも飲みに来てくだされば、幸いです。

〜OJ presents : Sound Rotation vol.3〜
日時:10月31日(土) 17:30開場 18:00開演
会場:六本木Club Edge
http://www.club-edge.net/schedule/index.html
出演バンド名:の
入場料:¥1,500+1Drink(\500)
 ※詳細、管理人までお問い合わせを。


そして年内もうひとつ、会社で活動していた「テンパ〜ず」が、ついに社外に向けてライブをすることになった。
「マジメなウチの会社じゃ、あの音楽はみんな引くよ」――そんなふうに先輩社員に言われていたりしたのだが、だったら外でやってみましょうか、と。
数えてみたら、オリジナル含め曲はすでにかなり揃っていて、メンバー一同ビックリ。2年間でこんなにやってきたんだねえ。
人間臭く、喜怒哀楽。とくに「怒」と「哀」の部分について理解してもらえんのは、もういいよ。こんな重いわたくし。誰のせいでもない。生まれてすみません。でも、これも自分と思って受け入れて噛み砕いて消化して、開き直っていくしかないよな。だから、ソーウツになりそうな壊れたアバンギャルドなステージを、六本木でやってみようと思う。
来年はオリジナルの中から1曲、レコーディングもしてみたいななどと考えていたりするが、どうなることやら。


☆その後の活動予定

日時:12月12日(土) 時間未定
会場:表参道ギャラリーラパン
出演バンド名:の
入場料:未定

日時:12月19日(土) 時間未定
会場:六本木Club Edge
出演バンド名:テンパ〜ず
入場料:未定


年が明けたら、現在メンバーが思い思いに活動中のSYCもまた再始動しようっていう話がある。
会社の冬ライブではドラムの話も来ていて、J-POPを5曲ほど叩くことになりそうだ。EGO-WRAPPIN'ですか。なかなか難しそうですね。ここ最近、レッスンのみで自主練習を怠りがちなドラムなんだけど、ドラムはドラムで今週からキッチリやっていかないとなあ、などと思っている。


年内、ジタバタと飛び回りながらまだまだ走り続ける。その先に、何かがあるかもしれないと、思い続けながら。